LB4と大奥の関係、カーマについて

 LB4のインドでは全ての神性を取り込んで完全なる唯一の神(唯一神とはまたニュアンスが違いますが)となったアルジュナが異聞帯の王として現れ、カルデアサイドからはカルナが彼を打ち倒すという形で終わりを迎えました。「全ての神性」を取り込んだアルジュナですが、そこからまるで弾き出されるように放逐されたカーマについて、またそのカーマが作り上げた大奥について考えていました。イベントストーリーをちょこちょこ見直したりしていました。そんな話です。

 大奥でカーマはどうも日本の江戸時代にぽんと現れたような言い方をしています。
「この時代、この場所に現れた私は、まずほんの一部屋だけの自由空間を作りました」
 春日局の妄念を聞き入れて日本にやって来たようですが、そもそもカーマは何故インドを離れる必要があったのか?
 これがLB4で神アルジュナが行った神性の統合における、カーマの追放だったのではないかと思います。
 アルジュナはどうしても悪しき存在の蔓延る世界を看過できず、悪なき世を自らという悪によって為そうとしています。めちゃくちゃ真面目ですね。マハーヴァーラタ未履修なので寡聞の私ですが、アルジュナがクソ真面目なんだなという事は判ります。んで、思い詰めて思い詰めて思い詰めても、発狂も堕落もできないくらい強い人だった。うーん。強かったのかな? なんか、私感では「弱さを得られなかった」という感じです。
 思い詰めて思い詰めて思い詰めて思い詰めたアルジュナは、自分という最大の悪こそがそれを為さねばならぬと覚悟して、全ての悪を断ずる事を決行します。
 悪を切り捨て、より善なるものを保存しようとした神アルジュナにとって、マーラとしての側面を持つカーマの神性は不要でしょう。カーマの愛はどこまでも無限であり、悪だろうが堕落だろうが愛してしまう。悪を切り捨てなければならない神アルジュナにとって、悪を肯定するカーマの神性は到底受け入れられるものではありません。だから神性を統合する際に、不要としてカーマを放逐した。その影響でカーマは大奥にて人類悪として顕現できたのではないか、と思います。
 世界線がややこしいので、これは妄想ですが、カルナが虚の世界にいたように、カーマもまた虚の世界にいたんじゃないですかね。世界から悪とされつま弾きにされた全ての存在を、そこでただ愛する為にそこにいたんじゃないかな、とぼんやり思っています。
 人類悪とは、裏を返せば人類愛。カーマを放逐した神アルジュナに、人への愛はなかった。人としての形はなんとか保っていたけれど、それもきっと最終戦でカルナへ見せた執念こそがその柱だったのだろうけど、それ以外のアルジュナの人たる部分はもう、摩耗し切ってなくなってしまったのでしょうね。

 

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 ところで話は変わりますが、8/8のドルフロのコンサートにはみんな申し込みましたか???????????

gf-jp.sunborngame.com

 オーケストラコンサートです。本国では大盛況だったやつですね。WAの顔が良過ぎるポスターが目印だったあれです。あれマジ顔が良過ぎる。
 私も申し込みました! ローチケとかよく判らないけど登録しました。オタクだから勿論狙うはSS席。8/8にドルフロのコンサートに行き、翌8/9にコミケに参戦する予定です。チケット取れたらね。
 みんな達もどうですか? 私は楽しみで仕方ない。チケット取れたら良いなあ。